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通勤もクルマで都心まで行ってしまう人が多い高蔵寺ニュータウンでは、相対的に鉄道駅の存在感が重くありません。JR高蔵寺駅という駅はあるのですが、そこはニュータウンの入口で、ニュータウンの中心にある(千里中央のような)ショッピングセンターは、駅と全く無関係に立地しています。こういう関係は駅を中心に町を造る東京や大阪のニュータウン計画ではあり得ないことです。広島のニュータウン、西風新都でも、新しく新交通システムを建設しておきながら、町の中には鉄道が入ってこない位置関係になっていました。 JR高蔵寺駅から名古屋駅までは、閑散時でも1時間に8本の電車があり、十分「使える」本数でしたが、ニュータウン住民は(駅が離れているので)必ず駅からバスに乗らねばならず、このバスが高いのだと高蔵寺出身の後輩から聞きました。 JR高蔵寺の駅前には、買物ができるような店もわずかしかありません。駅前広場はバスのりばと自家用車の降車場があるだけで、そっけない地下道(写真)が駅と広場を結んでいるだけです。それは見事なほど人を溜めない、乗継だけに徹した構造でした。近くには大きな駐車場も見あたりませんでした。奥さんが自家用車で出勤のご主人を送りに来た場合、停める間もなくポンとドロップして去っていくしかない、そんな駅前の構造でした。 日本の中で首都圏と京阪神以外では、いまや通勤電車の存在が薄いこのようなスタイルのほうがむしろ普通なのかもしれません。しかし高齢化が進んだ場合と環境の観点から、町の中心に駅を置かない構造はどうなのでしょうか…?廉価な公共交通機関のネットワークを構築維持することは、人口減少時代に「生き残れる町」の重要なポイントになるような気がします。 |
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